※ラベルは予告無く変更となる場合があります。
Blanc de Blancs Grand Cru Chouilly Mag 14[N.V]A.R. Lenoble 品種: 泡/ 容量: 750産地:France/Champagneコート・デ・ブラン・グラン・クリュ「シュイィ」100%。
コート・デ・ブランの中で最も日照量が多いので熟度の高い葡萄が収穫される。
ブルゴーニュに例えるとムルソーのようなクリーミーで重厚な主質が特徴。
ドサージュは5g/Lと少な目だが十分にふくよかで甘ささえ感じさせる。
一部のリザーブワインはマグナムボトル(コルク栓)熟成グラン・クリュ『シュイィ』の個性を36ヶ月熟成 家族経営の小規模メゾン。
グラン・クリュ「シュイィ」に10ha を所有し、その緻密なシャルドネを活かして36ヶ月熟成、 ソレラシステムで複雑味のあるシャンパーニュを醸している。
100%家族経営 長い歴史の中でシャンパーニュ・メゾンは買収と合併を繰り返し、現在ではそのほとんどがオーナー企 業に支えられている。
その中で家族経営を続けている珍しいメゾンが「A.R. ルノーブル」。
一切出資を受け付けず、自分達のス タイルを貫いている。
『第一次世界大戦の直後、1920 年から 1 度も資本が入った事がない。
家族だけだから自分達独自 の考え方で全てを決められる』 創業は 1915 年。
激戦地だったアルザスから追われ シャンパーニュに移住した「アルマン・ラファエル・グ ラッセ」家が「ダムリー」でシャンパーニュを造り始め たのを起源とする。
当時のシャンパーニュはドイツから移民が多く、政治 的にフランス人には厳しい環境だった。
『当時はドイツ移民に囲まれてフランス名を名乗る ことはできなかった。
だから人名ではなく、高貴とい う意味のフランス語、ルノーブルと名乗った』 初代当主「アルマン・ラファエル」を略した A.R を付 けて「A.R.ルノーブル」と名乗るしかなかった。
現当主は 3 代目の「アンヌ」「アントワンヌ」兄弟。
彼 等の父親「ジョセフ」は他のメゾン同様に 1990 年か ら売却先を探したが、1993 年兄弟の説得によって 継続を決めた。
『従業員は 10 人程度。
醸造責任者は置かず、栽 培・醸造はアントワンヌが担当。
最小規模のシャン パーニュ・メゾン』 36ヶ月熟成は譲れない シャンパーニュの個性は「豊かさ」と「上品さ」のバラ ンスだと「アントワンヌ」は考えている。
そして、「A.R. ルノーブル」の理想は「正確さ」があり、「シャンパー ニュである前にワイン」であること。
『高貴なシャンパーニュを造るには時間と自然環境 と忍耐力が必要。
その全てが揃うことは非常に稀。
私達は全てを持っている』 彼等の言う時間は熟成期間。
最低熟成期間は 15 ヶ月だが、彼等は最低 36 ヶ月も熟成させる。
泡が 溶け込み開き始めてから出荷。
『ブリュット・インテンスも 36 ヶ月と非常に長い熟成 期間。
更に、このキュヴェには 90 年代前半からのリ ザーヴ・ワインが使用される』 そして、自然環境。
積極的に保護していて「生物多 様性」を理想としている。
「シュイィ」の畑の隣はとうも ろこし畑と色々な花が栽培され、中央には蜜蜂が 30,000 匹飼われている。
『葡萄は蜜蜂によって受粉はしないが、蜜蜂が増え ることで色々な植物が増える。
葡萄だけの不自然 な環境は葡萄を弱くする』 2012 年にはシャンパーニュで 2 番目に「Haute Valeur Environnementale」認証を取得。
最後に忍耐。
通常のシャンパーニュの 2 倍以上の 熟成期間は常時、通常の 4 倍の本数をセラーで熟 成させることを意味する。
『今ではほとんどのメゾンの熟成期間は 18 ヶ月以 下。
他の資本が入っているから。
私達は自分でベス トの熟成期間を決める。
忍耐力が必要』 Gクリュ・シュイィに10ha 本拠地は「ダムリー」で 2.5ha の畑を所有。
ピノ・ムニ エに最適な粘土石灰土壌。
プルミエ・クリュ「ビズイ ユ」の純度の高いチョーク質の畑が 10ha。
『最も重要な畑がグラン・クリュ・シュイィ。
表土は 30cm のみで厚いチョーク層が続く。
コート・デ・ブラ ンで最も偉大なシャルドネを産む』 2002 年よりビオロジック。
除草剤、防カビ剤、防虫剤 は一切不使用。
銅と硫黄もできるだけ使用しない。
『下草を残し、年に 2 回表面だけを耕し、横に広が った葡萄根を切り、根を垂直に降ろさせる』 痩せた土壌で下草も自由に伸ばしているので下草と の共存でストレスを受け、年々収量は減っているが、 葡萄の質は高まっている。
ビオロジックの採用によって区画毎の個性が鮮明に なった。
よって収穫を分け、区画毎に搾り、発酵させ ている。
『大樽、フードル樽、ステンレス、バリックを使い分け 区画毎に発酵させることが重要。
アッサンブラージ ュで味わいを調整できるから』 彼等のメゾンならではの優位点がリザーヴ・ワイン。
「ブリュット・インテンス」でも 30%以上のリザーヴ・ワ インを使用する。
『リザーヴ・ワインは大樽で 90 年代前半からソレラ システムで保存。
よってブリュット・インテンスでも 10 以上の複数年がアッサンブラージュされている』